エルフも行くペッカ下
日記に、言い知れぬ静寂が漂っているのは確かだった。
それをとりあえず、一人で居る事しか書いていなかったせいにした。
今日はギルドイベントの日。
勿論、ミミカジルも参加することにしたよ。
場所は見た感じペッ下だった。
この踊りを見る限り、ペッ下に間違いはなさそうだった。
エルフでも大丈夫と言われ、期待を胸に宿らせていた。
そんな大丈夫だなんて、実はペッ下って大したことないんだな。
真っ白な頭でそんなことを考えていた。
四隅を殴りつけるとともに
一目散に逃げ出す。
最初は穏便に済むものかと思われた。
?
なるほど。
「よぅ」
よぅ。
解っていた。
解ってはいたのだが明らかに敵は強かった。
皆必死に戦っていた。
死にネタがやれる状況ではなかった。
勿論、エルフも
精一杯
戦った。
頑張った。
そして迎える
ボス。
びっくりするくらい強い。
あのゴスロリは普通の武器に、何らかの耐性を持っているようだった。
ゴーストソードだか何とかいう摩訶不思議なアイテムが弱点なのだという。
まるでゲームみたいに都合よく取り巻きがゴーストだったため、リンチして体液を搾り取る。
出来たゴーストソードは勿論、近接キャラに与えられた。
とても順当な気配がした。
もう殴れるものといえば、楽器しかなかった。
痛くも痒くもなさそうだった。
まるで利かなかった。
でも、殴った。
出来る限り憎しみを込めて殴った。
昏倒したゴスロリは、始終目を開けていた。
ポイズンハーブ100枚分くらいの楽しさを貰ったよ。
比較出来ないくらいのって意味ね。
お疲れ様でした。